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「人は学ぶために生まれた=Born to Learn 」
当マガジン『HAWAII LOVERS 』発行人の石丸( J )が、各界のビジネスリーダーと対談。
数々の学びを含んだビジネストークを発信していきます。
第3 回目は、ハワイのガソリンステーションを経営、
そのハワイと日本との違いなどについて、またハワイでの

車の維持などについて語っていただきました。

 

 

アメリカと日本のガソリンステーションの違いに驚いた日々

J:好ロケーションにあるヤジマサービスステーション。そもそも1985年にハワイにやってきてそのあとどのような軌跡をたどるのでしょう?
赤羽:話は長くなるんですけど(笑)当時ヤジマは日本で50 以上のガソリンスタンドを持っていたんです。高度成長期に入った日本では、ガソリンスタンドをどんどん増やしていく過程でした。その拡大中、日本だけではなく、今度は車社会の先進国であるアメリカにおいてアンテナショップを持ちたい、ということでハワイが選ばれました。それで「誰が行くか?」ってことになり、自分が名乗りでて、ハワイの立ち上げの85 年にやってきました。“ アメリカ” って所にわからないことが多くて。例えば、スタンドに車が入ってくると日本式スタイルで急いでスタッフが車に走っていくわけですよ。そうすると車に乗っているお客がびっくりして逃げてしまう。(笑)
J:ハワイではそんなことに慣れていませんからね。
赤羽:こちらの人はのんびりしていて、走ることはしないし、日本からやってきた私とこちらにいる人とのギャップが大きかったです。日本式スタイルを押しつけるのは難しい。でもそれがヤジマとして、他との差別化ですし、それがないと他のハワイのガソリンスタンドとあまり変わらなくなってしまいます。バブルの時はまだよかったんですよ。当時多くの日本の会社が駐在で、ハワイにきていて、建設会社を始め多くの駐在の日本人たちが、ここを使ってくれました。
J:日本からのお客さんが多かったんですね。
赤羽:そうですね。その頃は日本のお客さんだけで、十分間に合っていました。その後バブルがはじけて、日本の会社も撤退していき、92 年に一回日本へ帰国となりました。その後矢島の持っているスタンドがある長野に住むことになったんですが、ハワイが思うようにうまくいかない、なんとかしてくれないかと相談を受けました。
J:2 度めのハワイにやってきて、どうでしたか?
赤羽:これはひどいなという具合。まずできるところから始めました。少しずつ人員整理。その時に思ったのが、やっぱり日本式スタイルでのサービスを出していくこと、そして駐在日本人がかなり少なくなってしまったので、ターゲットをローカルに合わせ、方向転換をしようと考えました。3 年くらいかかりましたが、だんだん良くなってきて。しかし良くなった2005 年くらいに売却するという話になって。
J:え、その時ですか?
赤羽:一生懸命立ち直しましたからね。それはないでしょうと。(笑)では売ってくださいということで、自分が買い取り、今に至って13 年ですね。現在はローカルのお客さんが多いです。洗車、ガソリン、塗装、修理の4本柱でやってきて、 今になっています。
J:その後、何か新しいビジネスを展開したようですが。
赤羽:そうなんです。ガソリンスタンドは雨が降るとお客が少なくなり暇になるんです。それで、新規ビジネスを始めよう!「20000ドルプロジェクト」ということで 、会社内のスタッフに募ったんです。その時始めたのがランチワゴンでした。駐車場内で始めてね。1年弱かな、売り上げも伸びず、辞めようかなって思っていた時に、担当者がここでしか食べれないものということで考えたのが、オリジナルレシピでした。オリジナルのグレイビーソースを作り、新鮮なマッシュルームを使い、 マッシュルームチキンを作ったんです。それが功を奏し、ローカルに受け入られ、会社からも10 個、20 個と注文が入って行きました。そんな時に隣の飲食店が売りに出され、そのオーナーから「定食をやってほしい」、ということでやじま屋としてオープン、1 年が経ちました。
J:日本の旅行者の方でレンタカーを借りる人もいるかと思いますが、ハワイの運転について、日本と違うところはどんなところでしょう?
赤羽:レンタカーの方はいますね。でもまだまだ少数派です。車の運転では、右折、左折かな?やはり日本とは反対になっているので、それを日本感覚で曲がってしまう時は危ないですね。
J:一方通行とかも危ないんじゃないですか?
赤羽:ハワイは意外と大きな道でも一方通行ですからね。例えばキングストリートとか 3車線、4車線でも一方通行です。間違って右折、それが大きな事故につながりやすいので、気をつけないといけないですね。
J:あと女性のドライバーで気をつけないことは何でしょう?
赤羽:一番多いのはバッテリー上がりですね。子供の送迎を待つ間、携帯電話を使いながら充電する人も多く。もしバッテリーが上がってもカハラあたりまでなら、ヤジマが駆けつけますよ。でも遠いとちょっと無理ですね。例えば、ちょっと前にオアフの北カエナポイントから エンジンがかからないということで電話がありました。「暗くなりかけて、付近は危ないから、車は置いてバスで戻ってきなさいよ」と指示したこともあります。 日本人はどうも平和ボケしているところがあるかもしれませんね。ハワイでもやはりここは外国ですから。僕は今まで何度となくそんな平和ボケした日本人を助けたこともありますね。
J:レンタカーを借りている人が慣れてくると、こんな問題もおこるんでしょうね。ハワイは日本語は通じるけれど、全部が通じるわけじゃないし、運転のルールなどはきちんと守らないといけませんね。車を長く維持するためにはどうしたらいいのでしょう?
赤羽:やっぱり日々のメンテナンスですね。3ヶ月に一回くらいが理想です。ハワイの足としてやはり車が必要ですし、やっぱり車が使えなくなると本当日々の生活に困ってしまいます。予防が大切です。また車は例えばブレーキが壊れてから、エンジンが止まってしまってから、直すほうが高くつくんです。日本のように、予防チェックをすることが必要です。事前に点検するほうが安心できるし、安くつきます。ヤジマに来てもらえれば、いろいろと相談しながら、これは次回まで待てるとか、どれくらい持つかをお伝えして、お客さんも総合的なプランを考えることができます。 オーバーヒートなんかも完全に壊れてから来ると高くつきますからね。車も長持ちするし予防が必要です。
J:擬音が難しいんですよ(笑)それを英語で伝えるのが難しいですよね。例えばガタガタとか、エンジンが …とかも
赤羽:うちはマスターライセンスを持っている人がいますし、日系2世で両親が日本人だから、日本語も十分わかります。
J:そう言った意味で車の修理には心強いですね。あと、暖かいハワイで、起こりやすい問題は何ですかね?
赤羽:エアコンとバッテリーは特に気をつけたほうがいいですね。最近ハワイではフルサービスというところが少なくなってきています。タイヤの空気圧も見るし、オイルも見るし、水も見ます。もちろん毎回来る必要はないけれど1ヶ月に一回くらいは、フルサービスをうまく使ってほしいです。
J:どうもありがとうございました。

 

石丸路衛

石丸路衛

Profile : HAWAII LOVERS 創設者&編集長 1971年、大阪生まれ、アメリカ育ち。子供の頃は「アメリカ人の間の子」といじめられる。 35歳には「実はあんたの血の半分は韓国人 やねん」とオカンからまさかのカミングアウト。 FB友達申請「石丸路衛」で検索。

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