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Aloha Features

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幸運をつかむには、目標到達までの絶え間ない努力も必要
自分を信じて、ブレないことが成功の鍵だと思います

 

「アメリカン・アイドル」挑戦決意は人生にとって最大のターニングポイント

結果より自分へのチャレンジが楽しかった

 

「アメリカン・アイドル」という、アメリカでは超人気のオーディション番組がある。全米規模の大型オーディションには、スターを夢見る一般人10万人が集まるとも言われているが、シーズン1に感銘を受け、そこにハワイから初チャレンジしたのが、2003年当時、17歳の高校生だったジョーダン・セグンドだ。幼い頃から歌うことが大好きで、両親は彼が5歳のときにその才能を見抜き、著名なシンガーのレッスンを受けさせたという。ハワイでは、子供の頃からステージに立ち、カラオケコンテストなどに参加してきたジョーダンさんにとって、「アメリカン・アイドル」はまさに夢の世界だった。が、そこで夢を夢のまま終わらせたくないのが彼。様々な試練を乗り越え、たどり着いた結果は、ベスト32出場という快挙。「初めて人前で歌ったのは、6歳のとき。アラモアナセンターのセンターステージで毎年行われていた子供のカラオケ大会でした。タキシードを着て、家族全員が応援に来てくれたにもかかわらず、残念ながら優勝はできませんでした。そこからなんと8年!13歳のときにようやく優勝することができたのです。子供ながら、あきらめないで毎年チャレンジし続けたからこそ、アメリカン・アイドルという大きなステージへの心の準備ができたのだと思います」。そんな厳しい世界を戦い抜いてきたとは思えない爽やかな笑顔で、現在はテレビの顔として活躍するジョーダンさんにお話を聞いた。

 

 

 

ゴールが見えたら、それに向かって諦めないで努力し続ける。
それが夢を叶える唯一の方法です

 

「アメリカン・アイドル」から自分のキャリアが開けたと語るジョーダンさんの毎日は、早朝2時15分に始まる。ハワイのローカルテレビ局のひとつ、KITV4のキャスターとして週に5日、モーニングショーに出演している彼は、ウェザーリポートをはじめ、様々な現場やスタジオからニュースを届けている。セミファイナルで大舞台を去るも、ハワイへ戻った彼を待っていたのは、温かい声援とTVという新しい世界。最初にKHON2へ迎えられたジョーダンさんは、その後の「アメリカン・アイドル」のコメンテーターや、エンターテインメント番組の司会などを経験。やがて報道の世界に興味を持ち、本格的にジャーナリズムを学ぶために20代後半にハワイ大学へ編入し、卒業する。そしてKITV4へ。ジョーダン・セグンドとしてのセカンドステージが幕を開けたのだった。

 

歌に次ぐ人生のパッションを見つけたジョーダンさんだが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。「アメリカン・アイドルのオーディションを受けようと決めたとき、両親は離婚しており、母はシングルマザーとして、僕たちを育ててくれていました。調べてみると、1番近いオーディション場所はロサンゼルスだったのですが、飛行機代や滞在費のことを考えると、言い出せなくて…。資金集めのため、高校で箱入りのチョコレートを売ったりもしましたね」と言って笑う。そんなとき、同級生がラジオで歌のコンペティションがあることを教えてくれた。なんと優勝賞品はロサンゼルス旅行。ライバルは10人いたが、優勝の女神はジョーダンさんに微笑んだ。

 

「シーズン1で、ケリー・クラークソンが優勝するまでをテレビで見たときの、鳥肌が立つような感動が蘇ったんです。もうこれは運命だと思いました」。夢に一歩近づいたロサンゼルスで待っていたのは、オーディションに集まった7万5000人のライバルたち。ハワイからやってきた高校生に不安はなかったのだろうか。「今までとはまったく違う未知の世界で、緊張しましたよ。そして、世の中、自分の思い通りにならないことは、子供の頃から身を以て知っていますからね(笑)。でも自分らしくいれば、きっと大丈夫だと言い聞かせて、前に進むことだけを考えていましたね」。それが幸いしてか、あっという間にトップ32に到達。自分でも考えられなかった結果に、ただただ感謝していると言う。ハワイ州も認めた実力の持ち主なのに、いたって謙虚である。頭の中にあったのは、小さい頃から持ち続けていた歌へのパッションを、聴いてくれる人に伝えること。歌が持つパワーを、聴いている人とシェアすること。ゴールを決めたら、あきらめずにそこへ向かって努力をし続けることをモッ
トーとしてきたジョーダンさんが、全米レベルで認められたのは決して偶然ではない。

 

 

その後、縁あってテレビという新しい世界に活動の場を移したジョーダンさん。思えば、それは自然な流れだったと言う。今ではモーニングニュースのキャスターとして、ハワイの人にはおなじみの顔となった。爽やかな笑顔と公平さを心がける真摯な態度で、評判も上々だ。「ジャーナリストとして大切にしているのは、バランス、正確さ、そして常にフェアであること。ニュースはもちろんいいことばかりではありませんから、朝1番に耳にする視聴者のことを考え、報道の仕方にも気をつけています。また、自分のパーソナリティーは出しても、意見を押し付けるようなこ
とがないよう心がけています。1日のスタートだから、見た人がいい気分で家を出てもらいたいですからね」。

 

KITV4のモーニングニュースのほかのメンバーとの仕事は楽しく、いつもスタジオは和気藹々とした雰囲気だと話すジョーダンさん。それはニュースを見ている人誰もが感じているはずだ。ニュースのある日は2時15分起床という彼の毎日は、ストレスも多いと言うが、仕事の後はジムでト
レーニングをしたり、瞑想したりして心と体のバランスをとることを日課としている。また子供や若者をサポートするボランティアにも力を注ぎ、彼らにいい影響を与えるための活動も生活の一部となっている。

 

「今まで自分をサポートしてくれたコミュニティーにお返しができれば、これ以上のことはありません。自分の言葉に耳を傾けてくれる子供たちのために、彼らの目標となるような存在でいたい」とジョーダンさん。ニュースを通して、誰もがヒーローになれる可能性を持っていることを学んだことが大きいというが、彼自身もまた、誰かのヒーローであるに違いない。そして今でも歌うことが自分にとって1番だという彼。ハワイを代表するシンガーとして、大きな舞台でまたその名を聞く日が来ることを期待してやまない。

Profile

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ジョーダン・セグンド Jordan Segundo

ホノルル出身。17歳の時にタレント発掘オーディション番組「アメリカン・アイドル」を見て、応募を決意。シーズン2のオーディションに合格し、7万5000人の中からトップ32まで進み、一躍注目を集める。抜群の歌唱力には定評があり、ハワイでCDもリリース。ローカルテレビ局KHON2に同番組のコメンテーターとして出演したのをきっかけに、テレビにも活躍の場を広げ、現在はKITV4でモーニングニュースのキャスターを務める。若者へのドラッグフリーの教育を目的とするボランティア活動にも力を入れている。
www.jsegundo.com

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